Flipper Devices、Linux搭載「Flipper One」の予約受付を開始 5G対応で価格は59,681円
Flipper Devicesは、Linuxを搭載した多機能デバイス「Flipper One」の予約受付を開始したと発表した。ルーターやVPNクライアントとして使えるほか、一般的なLinuxアプリケーションの実行や、5Gモデム、SDR、SSDなどの拡張モジュールの接続にも対応する。ポータブルコンピューターやサイバーデッキとしての利用も想定している。

予約には3,149円のバウチャーの購入が必要となる。購入者は、今後Kickstarterで実施されるクラウドファンディングで、本体を59,681円で優先的に購入できる。
創業者のパベル・ジョブネル氏は、現時点でのプロジェクトの収益性はゼロに近いと認めた。メモリー価格の急騰や部品価格の先行き不透明感を受け、生産計画や調達を適切に進めるため、事前に需要を見極める必要があったと説明している。
Flipper Oneの中核を担うのは、GPUにMali-G52、NPUを備えたシステムオンチップのRockchip RK3576である。メモリーは8GBで、Linuxをベースとした独自OS「Flipper OS」を採用し、マイクロコントローラーにはRaspberry Pi RP2350を内蔵する。同社は、処理性能はRaspberry Pi 5を上回り、大規模なAIモデルを端末上で直接動かせるだけの演算能力があるとしている。
通信面ではWi-Fi 6Eに対応し、ギガビットEthernetポートを2基備える。このほか、最大5Gbpsの速度に対応するUSB Ethernetや、5Gモジュールの装着にも対応している。ナビゲーションパネルとプログラム可能なボタンを備えたディスプレイ、HDMI端子、PCIeおよびUSBによる機能拡張が可能なM.2スロット、GPIOも用意されている。
容量24Whのバッテリーは、ほかの機器へ給電する予備電源としても利用できる。