RTX 5080、新DirectX Raytracingで最大220倍 RX 9070 XT上回る
米NVIDIAのGeForce RTX 5080が、更新されたDirectX Raytracingライブラリの適用により、先に検証されたRadeon RX 9070 XTを大きく上回る結果を示した。RTX 5080の処理速度はRX 9070 XTの3.4倍に達しており、同じテストでRX 9070 XTが記録したのは91fpsだった。

検証結果を公開したのは、愛好家のオズワルド・ピナリ・ディーダーライン氏。同氏は更新版ライブラリの性能を継続的に調べており、先にRadeon RX 9070 XTでの結果を発表していた。今回は同様のテストをGeForce RTX 5080で実施した。
テストには、ジオメトリを大量に含む専用のシーンが使われ、DirectX 12 Agility SDK 1.722のプレビュー版が用いられた。この環境でRTX 5080のフレームレートは1.4fpsから310fpsへと向上し、最大で約220倍の高速化となった。
BVH構造の再計算にかかる時間も、720ミリ秒から1.0ミリ秒へと大幅に短縮された。さらにメモリ使用量は94.3%減少し、レイトレーシング用アクセラレーション構造が必要とした容量は、従来の4716MBに対して267MBにとどまった。
一方で、レイの計算時間は1.8ミリ秒から2.0ミリ秒へとわずかに延びた。ただ、アクセラレーション構造を再構築する新たな仕組みによる効果は、この遅れを十分に補って余りあるものだった。

こうした結果から、今回のテストではRTX 5080が、同氏が先に検証したRadeon RX 9070 XTよりも顕著な性能向上を示したことになる。