AMD、RadeonのExternal Events Utilityの不具合を修正へ

AMDは、Radeonドライバーに不具合があることを認めた。AMD External Events Utilityサービスがストレージに継続的にアクセスし、データを書き込み続けているという。同社のフォーラムでは、ユーザーが0.3〜1.5 MB/sの書き込み速度を報告している。AMDの担当者でAMD_Mattのユーザー名を持つ人物は、Adrenalin Edition 26.10.1に関するスレッドで、実際に不具合のようだと書き込んだ。担当者によれば、技術者が原因を調べており、今後のドライバーのいずれかで修正する方針だ。具体的な時期は示されていない。

AMD、RadeonのExternal Events Utilityの不具合を修正へ
写真: COMSS

現時点で修正は提供されていない。10月30日に公開されたオプションドライバー26.10.2 WHQL Optionalのリリースノートには、この問題は修正済み項目にも既知の問題にも記載されていない。

このサービスはドライバーと一緒にインストールされ、atiesrxx.exeとatieclxx.exeのプロセスを通じて動作する。後者はタスクマネージャーではAMD External Events Client Moduleと表示される。動作はモニターの接続や、その設定の適用と関連付けられている。フォーラムへの最初の報告は7月に現れた。Windows 10 LTSCとRadeon RX 7800 XT、ドライバー26.6.4の環境では、プロセスが常時およそ2 MB/sで読み書きを行い、Process Monitorは10分間で600 MBの書き込みを記録した。Windows 10 22H2とRadeon RX 9060 XTの環境では、26.7.1と26.8.1でも書き込みが続き、26.10.1では速度が1.5 MB/sに上昇した。Windows 11バージョン26H2とRadeon RX 9070 XTの環境では、ドライバー26.9.2と26.10.1で0.3 MB/sとなっている。

この不具合は、フルインストールでもドライバーのみのインストールでも、Windows 10とWindows 11の双方で発生するが、すべてのPCで起きるわけではない。たとえば、Radeon RX 7900 XTXを使用するある利用者の環境では発生していない。Windows 11バージョン26H2とRadeon RX 9070 XTの組み合わせでは結果が分かれており、ある環境では再現し、別の環境ではドライバー26.10.2で発生しない。ユーザーの報告によると、25.12.1と26.2.2のバージョンでは発生しない。また、このプロセスはパフォーマンスの低下とも関連付けられている。Battlefield 1では、オペレーションモードのマップ読み込み時にカクつきが生じ、2台目のモニターのYouTube動画はプロセスを終了するまでコマ落ちした。Redditの投稿では、CONTROL: RESONANTでのカクつきと音声の途切れ、Gears of War: E-Dayでのテクスチャ読み込みの問題が報告され、サービスを無効にすると解消したという。

PCを24時間稼働させた場合、0.3 MB/sの書き込みは1日あたり約26 GB、1.5 MB/sでは約130 GBになる。Redditでは約5 MB/sというさらに高い速度も挙げられており、これは1日あたり432 GBに相当する。この速度が記録された2 TBのKingston NV3では、公称の書き込み寿命は640 TBである。1.5 MB/sで書き込みが続けばおよそ13.5年、5 MB/sではおよそ4年で使い切る計算になる。2025年11月にも同じサービスで似た問題が報告されたが、そのときはウィンドウの移動時にEEUDumpsフォルダーへログが書き込まれていた。現在は書き込みが常時行われ、保存先も異なっている。

書き込みの確認には、リソースモニター(resmon)を使う。ディスクタブでプロセスを書き込み量で並べ替える。負荷は、atieclxx.exeのパスを持つSystemプロセスの項目として表示されることがあり、タスクマネージャーでは常に見えるとは限らない。修正が出るまでの暫定的な対処法は3つあり、それぞれに欠点がある。1つ目は、サービス(services.msc)でAMD External Events Utilityサービスを無効にする方法で、書き込みは止まるが、一部のPCでは別の問題が生じる。モニターのホットプラグやカラープロファイルに影響する可能性があるため、その後FreeSyncとAMD Adrenalinアプリの動作を確認するとよい。2つ目は、BIOSでResizable BARとAbove 4G Decodingを無効にする方法で、書き込みは止まるが、一部のゲームやアプリケーションで性能が低下する。3つ目は、以前のバージョンのドライバーに戻す方法で、その際AMDはAMD Cleanup Utilityの使用を推奨している。

これらの情報の一部は確認されていない。AMDは、この不具合とResizable BARやゲームの不具合との関連を認めておらず、次のドライバーで修正されるという話もユーザーからの情報にとどまる。5 MB/sという速度は、AMDフォーラムの公開された回答には見当たらない。SSDの寿命の計算は、システムが書き込むデータだけを対象としており、そのうち実際にメモリセルに到達する量は分かっていない。