Banana Pi、BPI-M8の受注開始 AI処理性能最大3 TOPS
Banana Piは、AI機能を備えた機器の開発に適したシングルボードコンピューター「BPI-M8」の受注受け付けを開始した。メモリーチップの不足を背景にRaspberry Pi 5の価格が上昇するなか、同製品はその代替候補として位置づけられている。

64GBのフラッシュメモリーを搭載したモデルの価格は、15,747円から17,322円となっている。対応OSはAndroid、Linux、Ubuntu、Debianと案内されている。
中核を担うのはAllwinner A733プロセッサーである。最大2GHz駆動のArm Cortex-A76を2コア、最大1.8GHz駆動のArm Cortex-A55を6コア備えるほか、リアルタイム処理用のRISC-V E902コアも内蔵する。統合されたニューラルプロセッシングユニットにより、AI処理性能は最大3 TOPSに達する。
グラフィックス処理にはImagination Technologies製のBXM-4-64 MC1を採用し、OpenGL ES 3.2、Vulkan 1.3、OpenCL 3.0に対応する。VPUは4Kp60および8Kp24のH.265、VP9、AVS2のデコードに加え、4Kp30のH.265、H.264のエンコードが可能だ。
メインメモリーは4GBのLPDDR5で、eMMCの容量は8GB、16GB、32GB、64GB、128GBから選べる。このほか、UFSチップ用コネクターとmicroSDカードスロットも備える。通信面ではWi-Fi 6とBluetooth 5.0に対応し、PoEをオプションでサポートする1GbEコントローラーを搭載する。オーディオにはAllwinner AC101コーデックを使用している。
インターフェースとして、HDMI 2.0b、USB 3.0 Type-Aを1基、USB Type-C OTGを1基、USB 2.0 Type-Aを3基、RJ45端子、3.5mmオーディオ端子を装備する。ディスプレイとカメラの接続用には、MIPI DSI(4レーン)を1基、MIPI CSI(各4レーン)を2基用意した。さらに、16ピンのFFC PCIeコネクターと、Raspberry Pi互換の40ピンヘッダー(GPIO、UART、SPI、I2C、PWM、GND)も備えている。
本体サイズは85×56mm、重量は60gである。PWM制御の冷却ファンを必要に応じて取り付けることができる。電源はUSB Type-Cポートから5V/4Aで供給する。